ジャンクション

見るものを圧倒する姿はまさにヤマタノオロチ。箱崎ジャンクション

2020年9月3日

こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。

今回は箱崎ジャンクションを紹介します。

アクセスの良い都心のジャンクション

箱崎ジャンクションは東京都中央区にある首都高速6号向島線から首都高速9号深川線に分岐するジャンクションです。

3方向に分岐しており、北東は両国ジャンクションがある両国方面、南東は辰巳ジャンクションがある木場方面、南西日本橋方面を分岐する中継点として重要な役割を果たしています。
※両国ジャンクション、辰巳ジャンクションについては以下の記事で紹介しています。

その佇まいはまるで水上都市のように美しい。両国ジャンクション

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豊富な構図のバリエーションで撮影が楽しい。辰巳ジャンクション

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箱崎ジャンクションは交差点の角から撮影することになります。通行者はそれなりにいるため、穴場とは言えませんが、三脚を構える位置は交差点の角のガードレール裏で、通行者の導線にかからない位置です。そのため、通行の妨げにはなりません。

また、最寄りの水天宮前駅からは徒歩1分の距離で、アクセスの良い好立地にあります。

車の場合は、徒歩3分のところにある駐車場に車を停めて歩いて向かうことになります。

またの名をヤマタノオロチ

箱崎ジャンクションは別名ヤマタノオロチと呼ばれています。

ヤマタノオロチというのは日本神話に登場する8つの頭と8つの尻尾を持った伝説の生き物のことです。

一般的にジャンクションは各方面に分岐するポイントが少しずつ離れています。

ですが、箱崎ジャンクションは分岐点が1箇所に集中している大変珍しい構造をしています。

そのため、特定の地点から撮影するとその分岐点が一枚の画角に収まる特殊な環境にあります。

撮影した写真を見ると、分岐の中心部分がヤマタノオロチの胴体、その分岐の道路それぞれがヤマタノオロチの頭のように見えます。

やや中二っぽさはありますが、見るものを圧倒する“おぞましさ”があり、決して大げさな表現ではなように思います。

反対に1箇所に集中していることから構図のバリエーションはほとんどありません。(その点を差し引いても美しいジャンクションです)

そんな箱崎ジャンクションを撮影した写真がこちらです。

箱崎ジャンクションの夜景

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:104秒(BULB)
絞り値:F16
ISO感度:50
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI CPLフィルター

補足

BULBの104秒という長秒で信号が全て点灯する非現実的な風景を撮ることができました。

フィルターを使用して少し露出を下げているのもポイントです。

さらにLightroomでレタッチをして、テクスチャと明瞭度を少し上げました。

こうすることで、やや絵に近いような質感を表現してみました。

 

撮影で使用した機材

参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。

カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)

 

レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)

【SIGMA】Art 14mm F1.8 DG HSM(ソニーEマウント用/フルサイズ対応)

 

レンズフィルター(KANI Premium CPLフィルター 150mm×150mm)

【KANI】Premium CPLフィルター 150mm×150mm

 

フィルターホルダー(KANI フィルターホルダー SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 専用 150mm幅)

 

三脚(Velbon UTC 53II AS)

 

 シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)

 

総合評価

箱崎ジャンクションの総合評価は以下の通りです。

項目 評価 コメント
美しさ ★★★★★ 見るものを圧倒する美しさ・おぞましさがあります。
建造物や景観の美しさは最高評価に値します
光条 ★★★★ 多くの光条を撮影できる点は評価です。
レーザー(光跡) ★★★★★ 片側限定ですが、奥から手前まで続くレーザーの美しさは最高評価です。
構図のバリエーション 構図のバリエーションはないため、最低評価です。
穴場感 ★★★ 通行者がそれなりにいるため、穴場感は平均的です。
アクセスの良さ ★★★★★ 駅から徒歩1分というアクセスの良さについては最高評価です。
おすすめレンズ 広角レンズ
総合点 23点/30点 撮影スポットとして真っ先におすすめしたいジャンクションです。

箱崎ジャンクションの美しさは関東随一です。

一度撮影すれば、ジャンクション撮影の魅力に取り憑かれることでしょう。

撮影地点について

最後に撮影地点を紹介します。

箱崎ジャンクションは交差点の角から撮影することになります。

アクセス

公共交通機関でアクセスする場合

・東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅から徒歩1分
 ※3番出口が最も近い出入口です。

車・バイクでアクセスする場合

お手持ちのナビをお使いください。

駐車場・駐輪場情報

駐車場

東京シティエアターミナル駐車場から徒歩3分(収容台数359台)
 ※対象の施設で買い物をすると、60分無料券がもらえます。
  詳細は上記のリンクをご覧ください。

駐輪場(バイク)

箱崎オートバイ駐車場【バイク専用】(3)から徒歩3分(収容台数21台)
 ※akippaという駐車場予約サービスに登録することで利用可能です。

周辺設備情報

コンビニ

付近にコンビニがあります。

セブンイレブン日本橋T-CAT店
ファミリーマート日本橋箱崎町店

トイレ

駅や東京シティエアターミナルのトイレを利用することができます。
一番近いセブンイレブン日本橋T-CAT店にはトイレがないので、ご注意ください。

終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

もしこの記事を読んでジャンクション撮影にほんの少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

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興味がありましたらご覧ください。

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あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。

それではまた!

  • この記事を書いた人

SHIN

北海道出身、千葉県在住。関東を中心に朝日・夕陽・ジャンクションなどを撮影しているフォトブロガーです。ブログでは撮影スポットやストックフォトの紹介記事などを書いています。X、Instagramで撮影した写真を投稿しているのでフォローいただけると嬉しいです。

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