こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。
私が住んでいる東京は長かった緊急事態宣言がようやく明けました。(本当に長かった・・・)
決して油断はできませんが、ここ2〜3ヶ月は全く写真活動ができていなかったので、感染対策を徹底しつつ、活動を再開しようと思います。
さて、今回の記事ではストックフォトが副業に向いている仕事かどうかを考察したいと思います。
ストックフォト副業に興味を持たれた方は必見の内容となっています。
ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
筆者のストックフォト履歴について
2021年10月現時点
最初にまず私のストックフォト歴を紹介します。
Litraのストックフォト経歴
- 2019年2月からPIXTAでのストックフォト販売を開始
- 2019年5月から写真ACでストックフォト販売を開始
- 2020年2月からAdobe stockでのストックフォト販売を開始
- 2020年4月からでのストックフォト販売を開始(既に退会済)
2019年は試験的にストックフォトを販売していましたが、2020年1月から本格的に始めました。
現在は約412枚のストックフォトを登録、合計ダウンロード数は585枚、金額にして10,506円となりました。
2021年10月現在、平均して年間約200枚のストックフォトを登録しています。
ストックフォトの収益については以下の記事で紹介していますので、気になった方はぜひご覧ください。
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【2021年の収益を公開】ストックフォトでどれくらい稼げるの?
続きを見る
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【2020年の収益を公開】ストックフォトでどれくらい稼げるの?
続きを見る
さて、ストックフォトが副業に向いているかを考察する上で、副業の前提条件を確認していきましょう。
副業の前提条件について
1ヶ月で稼ぎたい副業の金額
みなさんは副業で毎月いくら稼ぎたいですか?
もしくは毎月いくら以上稼げればその仕事を副業と呼べますか?
おそらく「数万円でいい」という方もいれば、「10万円以上稼ぎたい」という方もいるでしょう。
2019年11月に株式会社GVが運営するお金の情報サイト「まねーぶ」が副業経験者1000人を対象に実施した意識調査によると、副業の平均月収は47,455円だそうです。
こちらはコロナ禍以前に実施した調査なので、今はもっと一人あたりの稼いでいる額は増えていると思われます。
確かにこれだけの金額が増えれば、ちょっと美味しいご飯を食べたり、欲しいものが買えたり、旅行に行ったり、いろいろとできますよね。
つまり、副業に向いている=毎月約5万円稼げる仕事
ということになります。
1ヶ月で確保できる副業の時間
稼ぎたい金額はわかりましたが、1ヶ月に確保できる時間という観点はどうでしょうか?
みなさんは毎月何時間まで副業の時間を確保できますか?
「毎月5時間しか確保できない」という方もいれば、「毎月20時間は確保できる」という方もいるでしょう。
本業の労働環境によって大きく異なると思いますが、同調査によると、副業の平均稼働時間は月9.8時間だそうです。
コロナ禍以前に実施した調査結果ですし、今はリモートワークが増えたことで平均稼働時間が増えていると思われますが、平均すると毎月約10時間を副業に充てていると言えます。
もちろん残業が多くて「そもそも時間が取れない(物理的に時間が確保できない)」方もいれば、残業が少なくても「そこまで副業に時間を割きたくない(心理的に時間を確保したくない)」という方もいるでしょう。
ただ、この調査結果だけでは判断が難しいため、「心理的な話」は考慮しないものとします。
毎月稼ぎたい金額と稼働時間をまとめると、
副業に向いている=月10時間で5万円稼げる仕事(時給5,000円の仕事)
ということになります・・・。
改めて見ると、結構な無茶な金額ですよね。
参考までにサラリーマンを例に以下の条件で試算してみました。
月10時間で5万円稼げるサラリーマンの年収の試算
- 時給5,000円換算
- 1日の労働時間が8時間
- 年間休日が125日
- ボーナス年2回(4ヶ月分)
この条件で計算すると、以下のような結果になります。
- 1日で稼げる金額は5,000円×8時間=4万円
- ひと月で稼げる金額は4万円×20日=80万円
- 12ヶ月で稼げる金額は4万円×240日=960万円
- ボーナスは4万円×80日=320万円
- 年収は960万円+320万円=1,280万円
年収にして1,280万円・・・時給5,000円のサラリーマンはかなりの高給取りですね。
この金額設定があまり現実的ではないことがわかったところで、ひとまず「副業に確保する時間」は考慮しないものとします。
ストックフォトは副業に向いているか
結論
それではいよいよ本題に入りましょう。
ここでの定義は以下の通りです。
副業に向いている仕事=月5万円稼げる仕事
結論からお伝えすると、人によっては副業に向いている仕事になり得ます。
やや煮え切らない結論ですが、補足します。
まず、ストックフォト副業を始めてもすぐには月5万円稼げません。
ストックフォトはその名前の通り、ストック型の副業です。
一度アップロードしてしまえばほぼノーメンテナンス(せいぜいキーワードを修正するくらい)で済みます。
ただ、ストック型の副業のメリットを最大限に活かすには継続×数量が必要になります。
2021年9月現在、私のストックフォトの収益は543円/月、登録枚数は412枚です。
ということは、単純計算で4万枚登録すれば毎月5万円稼げることになります。
枚数が増えていく中でダウンロードされる写真の特徴がわかってきたり、よくダウンロードされるストックも増えていくはずなので、必要な枚数はもっと少なくなる可能性があります。
なので、今すぐ稼ぎたい人はストックフォト副業に向いていませんが、その内稼げればいいという人には副業に向いている仕事と言えます。
それではストックフォト副業に向いている人と向いていない人についても考えてみましょう。
ストックフォト副業に向いている人・向いていない人
ストックフォト副業に向いている人と向いていない人について、もう少し深掘りしてみましょう。
お伝えした通り、ストックフォトで月5万円稼げるようになるにはある程度の登録枚数が必要なので、場合によっては数年〜十数年単位の時間がかかります。
いつか結果が出ることはほぼ約束されたようなものですが、長い間コツコツ登録枚数を増やしていくには忍耐力や根気が必要ですし、とにかく続けることが大事です。
また、何よりも写真撮影を続ける情熱がなければ継続して取り組むことができません。
まとめると、以下のようになります。
ストックフォト副業に向いている人
- 今すぐではなく、その内稼げればよいと割り切れる人
- 長期でコツコツ取り組むのが好きな人
- 1つのことを続けられる人
- 写真撮影が好きな人
こちらに特徴に当てはまる方であれば、ストックフォト副業に挑戦することをおすすめします。
反対に、以下の特徴に当てはまる方であれば、別の副業にチャレンジすることをおすすめします。
ストックフォト副業に向いていない人
- 今すぐ稼ぎたい人
- 短期でまとめて取り組むのが好きな人
- 1つのことだけではなく、いろいろなことに挑戦したい人
- 写真撮影がそれほど好きではない人
モチベーションを保つ秘訣と始めにやるべきこととは
最大の壁は続けるモチベーションを保つこと
ストックフォト副業をするにあたって、最大の壁となるのが続けるモチベーションをいかに保つかという点です。
続けても結果が出ないと正直不安になりますし、モチベーションは下がってしまいます。
その結果、せっかく始めたストックフォト副業を辞めるということにもなりかねません。
そうならないようにするには少額でもストックフォトで稼ぐ実感を得ることが大事です。
毎日1円でも稼げる実感が得られれば、続けるモチベーションが生まれます。
ましてやコツコツ取り組むのが得意な人であればその効果は絶大です。
とは言え、何から取り組めばいいかわからない方がほとんどだと思いますので、始めにやるべきことをお伝えします。
まず始めにやるべきこと
まずは写真ACでクリエイター登録をして実際にストックフォトを販売してみましょう。
写真AC公式サイト
「そもそも写真ACが何なのかわからない」という方は以下の記事で写真ACを紹介していますので、ぜひご一読ください。
-
【登録は簡単】写真ACでストックフォト副業を始めよう
続きを見る
写真ACを最初におすすめする理由はユーザーが無料でストックフォトをダウンロードできるからです。
ストックフォトサービスを展開している会社は数多くありますが、販売者に報酬があって、ユーザーが無料でストックフォトをダウンロードできるサービスは写真ACだけです。
無料ということがユーザーの心理的なハードルを下げ、ダウンロードされる確率が高くなります。
ストックフォトの販売までの流れは以下の記事で紹介していますので、こちらも参考にしていいただけると幸いです。
-
【初めてでも迷わない】写真ACのストックフォト販売
続きを見る
1ダウンロードの金額は3円なので、決して高い報酬ではありませんが、それでもストックフォトで稼いでいるという実感は十分得られます。
また、写真ACにはデイリーレポートの機能があります。
デイリーレポートとは昨日分のダウンロード状況を毎朝メールで通知してくれる機能です。
ダウンロード数・金額のほか、ランキングなども教えてくれるので、クリエイター全体の中での立ち位置が相対的にわかります。
毎日の楽しみが1つ増えますね!
まずは写真ACでストックフォトの登録枚数を増やして、日々稼ぐ実感を得ましょう。
ある程度稼げるようになって自信が付いてきたらPIXTAやAdobe Stockのようなより単価が高いストックフォトサービスに挑戦してみてはいかがでしょうか。
PIXTAやAdobe Stockについては以下の記事で紹介していますので、気になった方はぜひご覧ください。
-
【登録は簡単】PIXTAでストックフォト副業を始めよう
続きを見る
-
【登録は簡単】Adobe Stockでストックフォト副業を始めよう
続きを見る
ダウンロード頻度は決して多くありませんが、稼げる金額が大きく増えます。
終わりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事を通じて、ストックフォトで月5万円稼ぐ難しさを知っていただけたのではないでしょうか?
ただ、ストックフォトに限らず、副業でお金を稼ぐということは簡単ではありません。
サラリーマンであれば会社から毎月給料がもらえますが、会社を離れた個人は誰もが収入0から始めることになります。
どんな副業が合うかは人それぞれですが、ストックフォトは続けた期間が長ければ長いほど成果が出る副業です。
時間はかかるかもしれませんが、続けていればいつかは月5万円稼げるようになります。
何よりも写真撮影が好きであれば継続が苦ではないはずです。
かく言う私も風景写真の撮影が趣味なので、楽しみながらストックフォトを販売しています。
約2年半続けているわけですが、これだけ続けられているのは写真が趣味だからということに他なりません。
「ストックフォト副業に向いている人」に当てはまった方はぜひ始めてみることをおすすめします。
というわけで、今回は「ストックフォトが副業に向いているかどうか」を考察してみました。
あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。
それではまた!