こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。
写真活動を続ける中で以前から平日の天気の良い日にも撮影に行きたいと思ったり、日本全国で撮影してみたいと思い、軽トラを購入して荷台の上に家を作ることにしました。
23日目の作業の振り返り
さて、前回の作業で内壁と軒下壁の貼り付けを進めました。
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【自作キャンピングカー】23日目:内壁と軒下壁の貼り付け
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今日もこの作業の続きから進めていきます。
24日目:軒下の塗装と窓枠の雨漏り対策、外壁の貼り付け
軒下の塗装
まずは前回合わせた軒下の天井と壁のベニヤ板を塗装していきます。
余計なところに塗料がつかないようにポリクロスマスカーで養生しておきます。
ポリクロスマスカーはビニールの端に養生テープが付いたようなものです。
ビニールが何重にも折り込まれているので、普段はガムテープくらいのサイズですが、ビニールを伸ばすと1.1mくらいの長さになります。
端の養生テープを固定した後、ビニールを引き伸ばし、そこにさらにもう1枚繋げて使用します。
床を作成した時にワトコオイルのミディアムウォルナットで塗装しましたが、軒下の床は室外なので、キシラデコールのウォルナットで塗装しなおします。
塗装前はいつもの紙やすり#240でやすりがけします。
軒下周りの塗装が完了しました。
塗装は2回行うので、一旦乾くのを待ちます。(冬場だと完全に乾くまで24時間〜36時間かかります)
窓の雨漏り対策
続いて窓の雨漏り対策を行います。
窓の上には屋根と同様、捨唐草を取り付けますが、先に捨唐草を固定するための30mm×40mmの杉KD材を取り付けておきます。
事前にキシラデコールのジェットブラックで塗装しておきました。
次に捨唐草を加工していきます。
捨唐草は少し長めにカットして端を折り込んで取り付けることにしました。
まずは線を引き、金切り鋏でカットします。
長さを合わせた後、杉KD材の幅30mmに合わせて捨唐草を折り曲げます。
素手だけでは折り曲げられなかったので、ハンマーで叩いて折り曲げることにしました。
最後にグリッププライヤーで折り曲げ部分を整えます。
続いて実寸合わせで捨唐草の折り込み位置を決めます。
線を引いたら折り込み部分を加工します。
まずは捨唐草の上部に杉KD材と同じ幅の位置で縦に切れ込みを入れます。
次に下部に杉KD材と同じ幅の位置まで横から切れ込みを入れます。
その後下部の耳を折り曲げるために縦に小さな切れ込みを入れます。
小さな切れ込みを入れた後はグリッププライヤーで折り曲げます。
折り曲げるとこんな感じ。
下部の折り込みに重ねる形で上部も折り込みます。
次に内側の折り曲げ加工を行います。
まずははみ出た位置に合わせて線を引きます。
はみ出た位置のラインに合わせて余分な部分を落とします。
ここから山折して内側に耳を折り込みますが、このままだと引っかかってうまく入らないので、少し斜めにカットします。
カットしたら耳を折り曲げられるように縦に切れ込みを入れていきます。
ついでに杉KD材との隙間ができないように捨唐草をグリッププライヤーで圧着します。
圧着したら耳を内側に折り曲げます。
折り曲げるとこんな感じになります。
まだ少し飛び出ている箇所があるので、もう少し形を整えます。
一度耳を拡げ、ハンマーで打って叩いた後、グリッププライヤーで圧着します。
無事折り曲げ加工が完了しました。
反対側も同様に加工したら捨唐草を被せます。
実寸合わせということもあり、ピッタリ。
ハンマーで叩いて正確な位置を合わせます。
位置を合わせ終わったらコーキング剤を付けます。
再度捨唐草を被せて50mmのスクリュー釘で固定します。(写真思いっきりピンボケしてますが・・・)
ついでに窓枠周りもマスキング後にコーキングしておきます。
窓の上部の雨漏り対策については完了しました。
あとは、窓の左右と下部にも雨漏り対策を施す予定です。
外壁の貼り付け
さて、いよいよ外壁の貼り付け作業に移ります。
今回外壁に使用するのは105mm幅の杉野地板です。
こちらはカインズで購入しました。
カインズ公式サイト
9枚入りでお値段1,480円、コスパはかなり良いと思います。
ちなみにこの野地板、カインズでは105mmの他に90mm、120mm、180mmというラインナップがあります。
値段はどれも同じですが、梱包数が異なる(90mmは10枚、120mmは8枚、180mmは5枚)ので、用途に応じて選ぶのが良いと思います。
私のスライド丸のこだと180mmの野地板はカットできないので、90mm、105mm、120mmの中から選択することになりますが、1枚あたりの面積が多い方がカットする手間が省けるので、120mm幅でも良かったなと思いました。
また、野地板一枚ごとに前後1〜2mmのズレ幅があります。(私の場合、104mm〜107mmの野地板が混在してました)
とりわけ横壁は1枚では足りないので、2枚貼り合わせることになりますが、同じ幅で揃えなければ高さがズレます。
大幅にズレるのは避けるためにも、同じ幅の野地板ごとに分類してから作業することをおすすめします。
選別し終わったところで、前壁の外壁から作っていきます。
野地板を線引きしてカットしていきますが、板を貼り合わせた時に前壁(後ろ壁)と横壁で野地板の重なりの部分があるため、その分の長さを考慮します。
今回は前壁の野地板を24mm(左右の野地板の厚さ12mmを考慮)長くカットすることにしました。
板を合わせてみましたが、特段問題なさそうだったので、このまま進めていきます。
板をビスで固定していきますが、木材の骨組の位置が隠れてわからなくなるので、養生テープと麻紐と90mmのコースレッドビスを骨組に沿って垂らし、目印にしました。
ちなみにビスは40mmのスリムビスを使用し、1箇所につき、上下2本打つことにしました。(写真には65mmのビスも写っていますが、こちらは使用しませんでした)
この作業は思いの外サクサク進みましたが、半分以上貼った後にある問題点に気づきました。。。
屋根が曲がっているせいなのか、床が傾いているのかわかりませんが、板が斜め(右下がり)になっていました。
このまま下から貼っていくと屋根の下の木材が斜めになってしまうので、上から貼って真ん中で斜めカットをして帳尻を合わせることにしました。
ちなみに写真の位置が正面から板が斜めになっていても見えないギリギリの位置でした。
上から貼っていったところ、4枚目の板で車体に固定するボルトと重なったので、4枚目の板にボルトの通し穴を開けていきます。
4枚目の板を仮留めし、内側からミドルサイズのドリルビットを装着して穴を開けることにしました。
正面から見て左側のボルト穴はインパクトを装着したまま穴を開けられました。
ただ、右側は窓枠が干渉してインパクトを装着したまま穴を開けることができませんでした。
そのため、ビットを外して手でくるくる回して通し穴に跡をつけて板を外してから穴を開ける必要がありました。
ここでさらに問題が発覚。。。
外側と内側のワッシャー、野地板、骨組の木材、内側に締め付けるハードロックナットの厚みを合計すると、M12ボルトの長さが足りない・・・。
このままではボルトが締めつけられないので、野地板に穴を開け、そこにワッシャーとボルトの付け根を埋め込むことにしました。
手元に道具がなかったため、ひとまず工場にあったホールソーをお借りして穴開け。
サイズはさすがに合わないので、穴を開けた後に金属やすりで穴を拡げます。
穴を開けた後にワッシャーをハンマーで叩き、押し込みます。
反対側からボルトを通して確認します。
M12ボルトのアンカー部分の根元がしっかり埋め込まれた野地板になりました。
遅い時間になったので、1箇所確認できたところで作業を切り上げることにしました。
24日目の成果
本日の作業で軒下の塗装が完了し、窓の雨漏り対策、外壁の貼り付け作業を一部進めることができました。
外壁が付くと、さらに大きく印象が変わりますね。
小屋を作っていることを実感します笑
次回も外壁の貼り付け作業を進めていきます。
この記事が少しでも軽トラキャンピングカーDIYの参考になったら嬉しいです。
ではまた!