こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。
写真活動を続ける中で以前から平日の天気の良い日にも撮影に行きたいと思ったり、日本全国で撮影してみたいと思い、軽トラを購入して荷台の上に家を作ることにしました。
43日目&44日目の作業の振り返り
前回の作業で窓の仕上げが完了し、ドア枠の作り直しとデスク作りを進めました。
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【自作キャンピングカー】43日目&44日目:窓の仕上げ、ドア枠の作り直し、デスク作り
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今日はこの作業の続きから進めていきます。
45日目:デスク・シンク作り
デスク作り
前回デスクの仮組が完了したので、今回は本組を行います。
デスクはイレクターパイプで作成していますが、イレクターパイプ同士を繋ぐにはジョイントを使用します。
少しだけジョイントについても触れておきます。
ジョイントには大きく分けて2種類のタイプがあります。
- 一度接合すると外せないもの
- 何度でも取り外して接合し直しできるもの
前者はプラスチックジョイントで、後者はメタルジョイントになります。
プラスチックジョイントとメタルジョイントで接合方法も異なります。
メリット・デメリットも含めて記載すると以下の通りです。
ジョイント種類 | 接合方法 | メリット | デメリット |
プラスチックジョイント | 接着液による固定 | ・価格が安い(1個あたり250円前後) ・軽い |
・一度接合すると外せない |
メタルジョイント | ボルトとナットによる固定 | ・何度でも取り外して接合し直しできる | ・価格が高い(1個あたり1100円前後) ・重い |
作るものによってはジョイントの数がそれなりに必要になりますが、今回は軽さと価格を重視してプラスチックジョイントにしました。(そんなに頻繁にレイアウト変えないでしょうし)
イレクターパイプとプラスチックジョイントの接合には接着液を使用します。
この接着液をつけることでパイプとジョイントの樹脂を互いに溶かして固めるという方法になります。(溶けてくっつくので、一度つくと剥がれません)
素手で液体に触れないようにゴム手袋などをハメて作業した方が良いと思います。
手順としては以下の通りです。
- イレクターパイプが奥まで入っていることを確認する
- 1、2滴接着液を垂らし、仮固定する
- パイプとジョイントの接合部に接着液を注入し、本固定する
というわけでデスクの接合作業を進めていきます。
まずは仮固定をするために接着液を1、2滴垂らします。
仮固定が終わるまで少し待ちます。
説明書によると「速乾性ではあるものの、15分間は動かさないように」とのことでした。
念のため20分くらい待ち、軽くゆっくり持ち上げてみましたが、外れることはありませんでした。
再度イレクターパイプがしっかり差し込まれていることを確認して、接着液を隙間全体に注入します。
上下と横の3点に接着液を注入する必要があるので、液が垂れないように向きを変えながら、3回に分けて上向きの箇所だけに注入しました。
ちなみに接着液が垂れた時に拭き取ると跡が残ってしまうようなので、自然乾燥させます。
15分程待ってから向きを変えて接着液を注入します。
残りの一回も完了したところで、完全に乾燥するまで待ちます。
こちらも説明書に記載がありましたが、完全に固定されるには24時間以上空ける必要があるようです。
今日はデスク作成の作業が進められないので、一旦終了します。
シンク作り
本日のデスク作業が終わったところで、シンクの作成を進めます。
シンクは10リットルの清水タンクと廃水タンクを下に設置し、電動のポンプで清水を吸い上げ、シンクを通じて廃水タンクに流れる設計です。
今回イレクターパイプにシンクをそのまま乗せて使用することにしました。
購入したシンクは少し大きめです。
パッキンやゴムホースなどが一式揃っているので、そのまま使えるのは良いところです。
ただ、説明書等がないので、商品ページから取付方法を確認する必要があります。(と言ってもそんなに難しくはありませんが)
10リットルのポリタンクはキャプテンスタッグのものを2つ購入しました。
同じポリタンクなので、清水と廃水がわからなくならないよう、廃水側のみ目印のシールを貼り付けました。
まずは購入したイレクターパイプとジョイントをそのまま仮組してみます。
横幅は意外と悪くないサイズ感ですが、スペースを取らないようにギリギリのサイズに合わせようと思います。
次に高さを合わせるためにゴムホースを繋いでみます。
ホースを繋いだ状態で高さを確認しましたが、奇跡的にサイズピッタリ。
こちらはそのままの高さで使用します。
幅の分をイレクターパイプカッターでカットします。
私は矢崎化工(イレクターパイプのメーカー)が販売しているカッターを購入しましたが、5,000円以上するので、Amazonで取り扱っている2,000円くらいのなものをおすすめします。
まずはカット位置にマーカーで線を引きます。
あとはイレクターパイプカッターにセットしてカットするだけです。(力がそこそこ必要になります)
カットして合わせてみましたが、若干隙間が・・・。
こちらは一旦バラして再度カットして調整します。
カット後に再度仮組してみました。
サイズピッタリで良い感じです。
というわけで、こちらも仮固定と本固定を行います。
同じ作業なので、仮固定は省略します・・・笑
デスク同様、24時間以上空ける必要があるので、本日のシンク作業は終了します。
窓の戸当たりの塗装
窓の戸当たりを塗装していなかったので、ポリクロスマスカーを貼ってから塗装します。
塗料は室内用で使用しているいつものワトコオイルのミディアムウォルナットです。
次にドアの戸当たりを作成します。
まだドア枠を交換していませんが、予め作っておくことにしました。
まずはサイズを測ってカットします。
かなり細い木材なので、手作業でやすりがけします。
やすりがけした後は2回塗装します。
1回目の塗装が終わった後は15分程待った後、ウエスで拭き取ります。
その後、2回目の塗装を行います。
あとは完全に感想をするのを待つだけですが、良い時間になってきたので、今日の作業は終了します。
46日目:デスクの天板塗装、シンクの完成
デスクの天板塗装
数日後、作業を再開。
イレクターパイプの接合が完了したところで、デスクの天板を塗装作業を進めます。
購入したのは幅90mm、奥行45cm、厚さ1.8cmのパイン集成材です。
カインズ公式サイト
パイン集成材 910×450×18mm
イメージを確認しておきたかったので、塗装作業の前にジョイントの固定から作業します。
保護用のビニールテープを剥がし、裏返し、その上からイレクターパイプを乗せて合わせます。
天板の固定にはジョイントを使用します。
J-46という品番のもので、本来は壁面に板を固定する時に使用するものですが、今回は天板をしっかり固定するために選びました。
ジョイントを固定した後も天板だけ取り外せるので、持ち運びが楽です。
これを上下左右の中央部分に固定します。
まずは下穴を空けて15mmのタッピングビスで留めます。(下穴は貫通しないように要注意です)
中央の位置決めでは念のためメジャーで左右均等の長さになるように確認しました。
固定した後、車内に置いてみました。
高さピッタリで、良い感じです。
問題ないことが確認できたので、天板をポリッシャーで磨いていきます。
裏面も磨いておきます。
磨き終わって粉を拭き取った後、塗装をしていきます。
こちらもワトコオイルのミディアムウォルナットを使用します。
裏面から塗装していきます。
15分後、ウエスで全体を拭き取り、2回目の塗装をします。
というわけで塗装が完了しました。
あとは乾くのを待ちます。
シンクの作成
続いて、シンクを完成させます。
以前固定したイレクターパイプの上にシンクを乗せ、下に清水タンク、廃水タンクを設置しました。
廃水タンク側にシンクのゴムホースを差し込み、準備完了。
清水を汲み上げる電動ポンプを設置します。
今回購入した電動ポンプはこちらです。
usbの充電式でセンサーで自動で水が出るモードも付いています。
説明書を見ながらホースを取り付けました。
水を入れたら清水タンク側に汲み上げ用のホースを入れ込みます。
電源をオン、少し音は大きいのが気になりますが、問題なく水を汲み上げることができました。(感動)
廃水タンク側の水も確認しましたが、漏れることなく水が流れています。
あと、廃水タンク側はフタがなくても気になりませんが、清水側は埃やゴミが入る可能性があります。
清水側のみポリタンクのフタにドリルビットで穴を空けてホースを通して中にゴミが入らないようにしました。
ということでシンクが完成。
遅い時間になったので、本日の作業を終了します。
45日目&46日目の成果
この二日間の作業でデスクの作成とシンクの作成が完了しました。
ポータブル電源も購入したので、あとはシュラフやカセットコンロを持ち込めば簡単な車中泊はできそうです。(カーテンはまだありませんが・・・)
完成まで残りわずか。
早くこの車で全国制覇したい!
さて、次回は天板の撥水加工と外部電源の充電口を作ります。
この記事が少しでも軽トラキャンピングカーDIYの参考になったら嬉しいです。
ではまた!