ジャンクション

綾瀬川の水鏡リフレクションが圧倒的に美しい。堀切ジャンクション

2020年12月23日

こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。

今回は堀切ジャンクションを紹介します。

2つの川を渡るジャンクション

堀切ジャンクションは東京都葛飾区にある首都高速道路6号向島線と中央環状線を結ぶジャンクションです。

向島線はすぐ近くを流れる荒川と綾瀬川の頭上を渡る橋としての役割も担っています。

川を渡る点では両国ジャンクションと同じ水辺のジャンクションに分類できます。
※両国ジャンクションについては以下の記事で紹介しています。

その佇まいはまるで水上都市のように美しい。両国ジャンクション

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両国ジャンクションと異なるのは対岸がコンクリートの遊歩道ではなく、土手になっている点です。

全体の光量は落ちますが、その分ジャンクションの照明が際立ちます。

歩道の通行者はそこまで多くないので、撮影スポットとしては穴場であると言えます。

なお、最寄り駅の堀切菖蒲園駅からは徒歩7分、車の場合は最寄りの駐車場から徒歩3分とアクセスは良好です。

美しいリフレクション

堀切ジャンクションの最大の魅力は水鏡によるリフレクションの美しさです。

道路を照らす照明が水面に反射してキラキラと輝き、ジャンクションの美しさを引き立てます。

さらに遊覧船が通行し、波が立つ両国ジャンクションとは異なり、堀切ジャンクションは船が通行しないため、波が一切立ちません。

また、水面と土手の高低差があるため、土手が防風壁の役割を果たし、風の影響を受にくくなっています。

好条件が揃っており、高確率で水鏡の鏡面反射を撮ることができるのは嬉しい点ですね。

なお、車が走るラインは見えないため、残念ながら光跡は全く撮れませんが、それを差し引いても際立つ美しさがあります。

堀切ジャンクションは対岸の綾瀬川と荒川の間の土手を歩くことができ、そこからも撮影ができます。

そういった意味では構図のバリエーションは多いと言えます。

まずは正面から撮影した1枚です。

堀切ジャンクション

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:151秒
絞り値:F11
ISO感度:50
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:堀切ジャンクション
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

光量が少ないため、超長秒撮影しなければ明るさが稼げません。

私はF11で撮影しましたが、F8、F9あたりで撮影することでもう少し秒数が少なくても明るさが稼げるはずです。

いろいろと設定を変えて適度な明るさになるように調整しましょう。

土手へと繋がる歩道橋からも撮影してみました。

堀切ジャンクション

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:151秒
絞り値:F11
ISO感度:50
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Soft GND 0.9

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:堀切ジャンクション
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

光量が足りず、こちらも超長秒で明るさを稼いでいるのですが、ジャンクションと土手の明暗差が激しかったため、ハーフNDフィルターを逆さまにセットし、土手の明るさを持ち上げています。

もう少し奥の方まで移動して撮影してみました。

この辺りまで来ると、照明の灯りがあるため、通常の長秒撮影で適正な明るになります。

改めて見ても水面がきれいに反射していることがわかりますね。

堀切ジャンクション

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:50
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:堀切ジャンクション
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

最後は迫力のある一枚を。

堀切ジャンクションは土手のすぐ頭上に高速道路があるため、広角レンズで撮影すると、これほどの大きさになります。

今まで見てきたジャンクションの中で、最も車道との距離が近いジャンクションのような気がします。

画角に収まるスカイツリーもポイントです。

堀切ジャンクション

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:50
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:堀切ジャンクション
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

撮影で使用した機材

参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。

カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)

 

レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)

【SIGMA】Art 14mm F1.8 DG HSM(ソニーEマウント用/フルサイズ対応)

 

レンズフィルター(KANI Premium Soft GND 0.9 150×170mm)

 

フィルターホルダー(KANI フィルターホルダー SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 専用 150mm幅)

 

L字ブラケット(SmallRig SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット)

【SmallRig】SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット

 

三脚(Velbon UTC 53II AS)

 

 シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)

 

総合評価

堀切ジャンクションの総合評価は以下の通りです。

項目 評価 コメント
美しさ ★★★★★ 水鏡のリフレクションの美しさは文句なしの最高評価です。
光条 ★★ 物足りなさを感じる光条は低評価です。
レーザー(光跡) レーザー(光跡)は全く見れないため、最低評価です。
構図のバリエーション ★★★★ 対岸の綾瀬川と荒川の間の土手は歩くことができます。
構図のバリエーションが豊富なため、高評価です。
穴場感 ★★★★★ 歩道の通行者が少なく、穴場感は最高評価です。
アクセスの良さ ★★★★★ 最寄り駅から徒歩7分、最寄りの駐車場から徒歩3分です。
このような好立地からアクセスの良さは最高評価としました。
おすすめレンズ 広角レンズ
総合点 22点/30点 撮影スポットとして真っ先におすすめしたいジャンクションです。

堀切ジャンクションはリフレクション好きの方にぜひおすすめしたいジャンクションです。

風が弱い日にぜひ美しいリフレクション撮影をお楽しみください。

撮影地点について

最後に撮影地点を紹介します。

堀切ジャンクションは新荒川東西堤防線の堤防沿い、または綾瀬川・荒川の土手から撮影することになります。

近くの堀切小橋を渡ってすぐに対岸に行ける点は良いですね。

アクセス

公共交通機関でアクセスする場合

・京成本線「堀切菖蒲園」駅から徒歩7

車・バイクでアクセスする場合

お手持ちのナビをお使いください。

駐車場・駐輪場(バイク)情報

駐車場

三井のリパーク 堀切2丁目第4駐車場から徒歩3分(収容台数6台)
タイムズ堀切から徒歩4分(収容台数4台)

駐輪場(バイク)

付近に駐輪場がないため、歩道に駐車することになります。
※管理についてはあくまでも自己責任でお願いします

周辺設備情報

コンビニ

駅の近くにコンビニがあります。

ミニストップ堀切菖蒲園店
セブンイレブン葛飾堀切4丁目店
ローソンストア100葛飾堀切二丁目店

トイレ

駅や土手の中にある堀切水辺公園のトイレを利用することができます。

終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

もしこの記事を読んでジャンクション撮影にほんの少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

以下のページでジャンクション撮影スポットの記事一覧が見れます。

興味がありましたらご覧ください。

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また、今後もこのブログをお読みいただけると、これ以上嬉しいことはありません。

あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。

それではまた!

  • この記事を書いた人

SHIN

北海道出身、千葉県在住。関東を中心に朝日・夕陽・ジャンクションなどを撮影しているフォトブロガーです。ブログでは撮影スポットやストックフォトの紹介記事などを書いています。X、Instagramで撮影した写真を投稿しているのでフォローいただけると嬉しいです。

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