朝日・ブルーアワー

【北海道厚岸郡浜中町・霧多布岬展望台】朝日撮影スポット

2023年8月20日

こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。

今回は北海道厚岸郡浜中町にある霧多布岬展望台を紹介します。

風景写真を撮りたい方へ

撮影できる写真

設定

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
ISO感度:100
絞り値:F11
シャッタースピード:5秒
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9 + KANI ND64

補足

【構図】
手前の崖から奥の太陽に続く構図を意識し、三分割構図で空を1、崖を2という比率で撮影しました。
主役となる太陽は中央に据えています。

【前提】
NDフィルターを装着することで、雲の流れを表現しつつ、波をフラットにして、主役である太陽に視線が誘導できるように工夫しました。

【絞り】
少しでも長秒で撮影できるように絞り設定をF11としました。

【シャッタースピード】
露出アンダー(−0.7)で撮影した場合は5秒が適正なシャッタースピードでした。

レタッチ

レタッチは以下の工程で行なっています。

step
1
Lightroom(Classic)でRAW現像

RAWで撮影した写真をレタッチしていきます。

step
2
Photoshopでゴミ取り

カメラのセンサーダストやレンズに付着したゴミを取ります。

step
3
Color Efex Proで最終調整

レタッチソフトのColor Efex Proを使って、作品として仕上げていきます。

STEP1 Lightroom(Classic)でRAW現像

【プリセット】
朝日のプリセットを作っているので、最初に適用します。
プリセットでは外観をテクスチャを−20、明瞭度−20、かすみの除去を+10、自然な彩度を+10、彩度を+10としています。
また、トーンカーブも出力+20にしています。

【HSL】
デフォルトだと私好みの青色が出ないことが多く、色相は基本的にブルーを−10にしています。
彩度はグリーンを−52、ブルーを+9にし、視線を海・空・太陽に誘導するようにしています。
輝度もグリーンを−56、ブルーを−14とし、主役の太陽が引き立つようにしています。

【微調整】
プリセットをベースに「自分が最も美しいと思う写真」になるように調整していきます。
作風なので、正解はありません。(自分の作品に仕上げていきましょう)

STEP2 Photoshopでゴミ取り

写真にゴミが映り込んでいないかチェックします。
左上と左上部にゴミが付いていたのでスポット修正ブラシツールでゴミを除去しました。

STEP3 Color Efex Proで最終調整

【プリセット】
既存プリセットのトーナルコントラストを使って、ハイライト40%、中間調50%、シャドウ40%、彩度30%で調整して完成です。
グリーンを目立たせないようにしつつも黒潰れしないように全般的に明るめに調整するとともに雲の濃淡を強調しました。

朝日撮影の準備

公共交通機関で向かうことは難しいため、自家用車でのアクセス一択です。

風景写真の撮影機材

参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。

カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)

 

レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)

【SIGMA】Art 14mm F1.8 DG HSM(ソニーEマウント用/フルサイズ対応)

 

レンズフィルター(KANI Premium Reverse GND 0.9 150mm×170mm)

 

レンズフィルター(ND64 150mm×150mm)

 

フィルターホルダー(KANI フィルターホルダー SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 専用 150mm幅)

 

L字ブラケット(SmallRig SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット)

【SmallRig】SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット

 

レンズサポートプレート(Leofoto NR-140 多目的スライドプレート)

 

三脚(Velbon UTC 53II AS)

 

シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)

撮影地紹介

霧多布岬(きりたっぷみさき)

霧多布岬(きりたっぷみさき)は北海道厚岸郡浜中町にある岬です。

霧多布岬は正式名称ではなく、湯沸岬(とうふつみさき)が本当の名前です。

その名の通り、海霧が多く発生する地域で町全体が霧で覆われることもあります。

実際に今回の撮影でも前日の夜は霧に覆われ、慎重に運転して向かいました。

そんな浜中町ですが、「ルパン三世」の原作者モンキー・パンチ先生の生まれ故郷として有名です。

2007年7月27日にルパン三世生誕40周年記念作品として放映された「ルパン三世 霧のエリューシヴ」は浜中町が舞台の作品で、作画でも湯沸岬灯台が登場しました。

私が訪れた2023年8月にはちょうどARのスタンプラリーイベントが開催されており、JRの駅舎内や町内にルパンを始めとしたキャラクター達の等身大パネルなどが置かれていました。

写真の撮影環境としてはかなり恵まれている方で、霧多布岬駐車場は24時間開放、金額も無料、さらに駐車場内には水洗のトイレがあります。

車で10分くらいの場所に温泉もあり、車中泊のスポットとしても最適です。

晴れの日はそれほど多くありませんが、そこさえクリアできれば霧多布は写真の撮影スポットとしておすすめできるので、ぜひ一度は訪れてほしい撮影スポットです。

スナップ

朝日の写真を撮り終えたところで、付近をさんぽすることにしました。

ここからはさんぽのスナップ写真を紹介します。

まずは撮影地のすぐ横にある霧多布岬の立札を撮影した写真です。

奥には湯沸岬灯台が見えます。


霧多布岬の立札

もう少し引いて撮影しました。

スペースとしてはそこそこ広いので、伸び伸びと撮影できます。


霧多布岬の立札(引き)

 

展望スペースもありましたが、風化して柵が壊れているため上に登れないようになっていました。

上からの方が崖がキレイに見えるはずなので、悔しいですね・・・。


登れない展望スペース

 

展望スペースには登れませんが、中には入れました。

ただ、掃除もされておらず、床がかなり汚いので、休憩スペースとしては向いていません。

 

休憩スペース

続いて湯沸岬灯台方面を撮影した一枚です。

アップデ撮影してみましたが、ジオラマ感がありますね。(こういう写真が好き)


湯沸岬灯台方面

 

撮影地点のすぐ下には崖の先端に向かう道がありますが、ロープで封鎖されていました。


ロープで封鎖されていた崖の先端へと続く道

 

ロープで封鎖されていた崖の先端へと続く道2

 

崖をアップで撮影してみました。

 

崖のアップ写真

近くにはちょっとした屋根付きの休憩所があります。

ベンチの数も多く15人くらいまでだったらゆったり座れそうでした。

 

屋根付きの休憩所

 

屋根付きの休憩所のベンチ

 

屋根付きの休憩所のベンチ2

水飲み場もありましたが、水は出ませんでした。

 

水飲み場

 

休憩所全景

駐車場へは20〜30mくらいの道が続いています。


駐車場へと続く道

 

駐車場へと続く道2

 

駐車場へと続く道(駐車場側から撮影)

駐車場へと続く道は視界が開けているので、湯沸岬灯台方面の道が見えます。


湯沸岬灯台方面


湯沸岬灯台方面2

トイレもしっかりした作りになっています。


トイレの外観


トイレの外観2

駐車場もそこそこ広く、30台くらいまでであれば停められそうです。


駐車場

今回のスナップ撮影は以上となります。

撮影地点について

最後に撮影地点を紹介します。

霧多布岬展望台は北海道厚岸郡浜中町湯沸にあります

今回は展望台の下の広場から撮影しました。

アクセス

公共交通機関でアクセスする場合

公共交通機関でのアクセスはおすすめしません

車・バイクでアクセスする場合

お手持ちのナビをお使いください。
霧多布岬展望台へのアクセス

駐車場・駐輪場(バイク)情報

駐車場

・霧多布岬展望台駐車場(収容台数約30台)
※24時間出入り可能です
※無料です

駐輪場(バイク)

・霧多布岬展望台駐車場(収容台数約30台)
※24時間出入り可能です
※無料です

周辺設備情報

コンビニ

セイコーマート 霧多布店
※23時までの営業です

トイレ

霧多布岬展望台駐車場のトイレを利用することができます。

 

終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

この記事を読んで「朝日を見に行きたい」、「朝日を撮影しに行きたい」と思っていただけたら幸いです。

以下のページで朝日・ブルーアワーの撮影スポットの記事一覧が見れます。

興味がありましたらご覧ください。

朝日・ブルーアワー撮影スポットの記事一覧

また、今後もこのブログをお読みいただけると、これ以上嬉しいことはありません。

あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。

それではまた!

  • この記事を書いた人

SHIN

北海道出身、千葉県在住。関東を中心に朝日・夕陽・ジャンクションなどを撮影しているフォトブロガーです。ブログでは撮影スポットやストックフォトの紹介記事などを書いています。X、Instagramで撮影した写真を投稿しているのでフォローいただけると嬉しいです。

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