ジャンクション

希少価値の高さは日本一。皇居外苑を横切る竹橋ジャンクション

2021年11月7日

こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。

2020年8月から始めた東京ジャンクション完全制覇への道。

全30のジャンクションの内、残すところあと10箇所となりました。

引き続き、新型コロナウィルスの感染対策を徹底しながら2021年中に制覇したいと思っています。

東京ジャンクション20箇所目は竹橋ジャンクションを紹介します。

日本で唯一皇居の外苑を横切るジャンクション

竹橋ジャンクションは東京都千代田区にある首都高速道路都心環状線と5号池袋線を結ぶジャンクションです。

竹橋ジャンクションを南東に進むと神田橋ジャンクションが、南西に進むと三宅坂ジャンクションが、北西に進むと池袋を超えて板橋ジャンクションに続き、3方面を分岐する中継点としての役割を果たしています。
※神田橋ジャンクション、三宅坂ジャンクション、板橋ジャンクションについては以下の記事で紹介しています。

地上と地下を往来する車のレーザーが美しい。神田橋ジャンクション

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青山通りに真っ直ぐ伸びるレーザーが美しい。三宅坂ジャンクション

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最寄り駅徒歩4分。光条とレーザービームが美しい板橋ジャンクション

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付近には皇居があり、他にも日本武道館、東京国立近代美術館といった、日本でも名前がよく知られているランドマークがあります。

竹橋ジャンクションの最大の特徴は日本で唯一皇居の外苑を横切るという点です。

後ほど写真でも紹介しますが、皇居のお堀の上に高速道路の支柱が立っています。

この点では他のジャンクションにはない希少性があります。

最寄り駅の竹橋駅からは徒歩5分という好立地にあり、公共交通機関でのアクセスの良さは最高です。

また、すぐ近くに駐車場があり、こちらも徒歩5分圏内でアクセス良好です。

最寄りの駐車場の料金はこのエリアにしては割安と言えるので、その点は嬉しいポイントです。

竹橋ジャンクションへのアクセス方法としては公共交通機関、自家用車、どちらの利用もおすすめできます。

最大の見どころはお堀の上の分岐点

竹橋ジャンクションの最大の見どころはお堀の上の分岐点です。

ちょうど皇居外苑の塀の上で分岐しており、歴史ある建造物と現代の建造物の融合が見られます。

また、お堀の水面のおかげでリフレクションも狙えます。

まずは竹橋の北側、雉子橋(きじばし)から池袋方面に延びる高速道路を撮影した写真です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:90秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI LPRF

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:竹橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

今回から新たにLPRFフィルターを導入しました。

光害カットフィルターと呼ばれるもので、都市の“黄色がかった”光を抑えてくれる効果があります。(その分、全体的に紫がかった写真になります)

続いて、内堀通りと雉子橋通りの交差点を撮影した1枚です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:竹橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

信号の変わり目を狙い、両車線のレーザーを1枚に収めました。

照明が多く、光が強かったので、F11で30秒の長時間露光が限界でした。

続いて、今回の最大の見どころであるお堀の上の分岐点の写真です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:211秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:竹橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

付近に明かりがないため、元写真は211秒でも全体的にまだまだ暗いという状態でした。

レタッチで明るさをかなり引き上げてこの写真なので、F8で撮影するのが正解だったかもしれません。

撮影日は風がほとんど吹いていなかったこともあり、キレイに水面のリフレクションを収めることができました。

同じ地点からジャンクションのダイナミックさにフォーカスして撮影した1枚です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:151秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:竹橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

歴史あるお堀と現代の高速道路という新旧の建造物の組み合わせが面白い一枚です。

竹橋のライトアップが写ってはいるものの、こちらの地点も周辺に灯りがなく、151秒という長時間露光での撮影となっています。

前の写真同様、F8の撮影でよかったかもしれません。

続いて同じ地点から水面リフレクション重視で撮影しました。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:181秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:竹橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

分岐点の目の前に水面があり、リフレクションを収めることができます。

ただ、少し残念なところがお堀の水面が汚い点です。

こちらはタイミングが合えば、お堀の清掃後に再挑戦したいところです。

続いてお堀と反対側の雉子橋通り側を撮影した一枚です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:91秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI LPRF

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:竹橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

街灯がやや黄色がかっていたので、LPRFフィルターを装着して緩和しました。

暗くなった分は91秒という長秒撮影にすることでカバーしています。

また、LPRFフィルターを装着すると紫の色味が強くなるため、ホワイトバランスにG(緑)を+2で設定しています。

ここまで撮影したところで、竹橋ジャンクションの東にある補助96号線まで歩いて高速道路を降りてくる車の光跡を撮影しました。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:60秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:竹橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

交通量が少なく、奥に進む車と高速道路を降りてくる車のタイミングがややシビアです。

とは言え、手前に信号があり、停車している車からある程度の予測ができます。

60秒という長秒で撮影することで、シャッターチャンスが増えるので、タイミングを見計らって撮影しましょう。

以上が今回の撮影写真です。

撮影で使用した機材

参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。

カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)

 

レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)

【SIGMA】Art 14mm F1.8 DG HSM(ソニーEマウント用/フルサイズ対応)

 

レンズフィルター(KANI LPRF 150mm×150mm)

 

フィルターホルダー(KANI フィルターホルダー SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 専用 150mm幅)

 

L字ブラケット(SmallRig SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット)

【SmallRig】SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット

 

レンズサポートプレート(Leofoto NR-140 多目的スライドプレート)

 

三脚(Velbon UTC 53II AS)

 

シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)

 

総合評価

竹橋ジャンクションの総合評価は以下の通りです。

項目 評価 コメント
美しさ ★★ 建造物としての美しさは際立つものがないため低評価です。
光条 ★★ 光条はあまり多く写らないため低評価です。
レーザー(光跡) ★★ 補助96号線を除いてレーザーが撮影できないため、低評価です。
構図のバリエーション ★★★ 構図のバリエーションは平均的です。
穴場感 ★★★ 駅近ではありますが、それほど人の往来はありません。
ただし、外苑の周りを散歩する人がそこそこいるため、平均的しています。
アクセスの良さ ★★★★★ 最寄り駅から徒歩5分で行ける好立地にあり、最高評価です。
おすすめレンズ 広角レンズ
総合点 17点/30点 機会があれば撮影しに行ってもよいジャンクションです。

総合評価は高くありませんが、「日本で唯一の皇居外苑を横切るジャンクション」としての希少性があります。

気になる方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

撮影地点について

最後に撮影地点を紹介します。

お堀の上の分岐点を撮影できる地点は清水濠まちかど庭園という休憩スペースがあります。

歩道から5m程の距離があり、ここで撮影しても通行者の妨げになりません。

全般的に道幅のスペースで困ることはないので、納得できる一枚を収めるまで撮影しましょう。

アクセス

公共交通機関でアクセスする場合

・東京メトロ東西線「竹橋」駅から徒歩5
 ※1bが最も近い出入り口です

車・バイクでアクセスする場合

お手持ちのナビをお使いください。

駐車場・駐輪場(バイク)情報

駐車場

パレスサイドビル駐車場から徒歩5分(収容台数300台)

駐輪場(バイク)

パレスサイドビル駐車場から徒歩5分(収容台数25台)

周辺設備情報

コンビニ

ファミリーマート パレスサイドビル店
 ※日曜・祝日は営業していません

トイレ

駅または江戸橋交差点にある竹橋公衆便所を利用することができます。

終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

もしこの記事を読んでジャンクション撮影にほんの少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

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興味がありましたらご覧ください。

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また、今後もこのブログをお読みいただけると、これ以上嬉しいことはありません。

あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。

それではまた!

  • この記事を書いた人

SHIN

北海道出身、千葉県在住。関東を中心に朝日・夕陽・ジャンクションなどを撮影しているフォトブロガーです。ブログでは撮影スポットやストックフォトの紹介記事などを書いています。X、Instagramで撮影した写真を投稿しているのでフォローいただけると嬉しいです。

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