ジャンクション 都市夜景

青山通りに真っ直ぐ伸びるレーザーが美しい。三宅坂ジャンクション

2021年12月16日

こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。

2020年8月から始めた東京ジャンクション完全制覇への道。

全30のジャンクションの内、残すところあと6箇所となりました。

引き続き、新型コロナウィルスの感染対策を徹底しながら2021年中に制覇したいと思っています。

東京ジャンクション24箇所目は三宅坂ジャンクションを紹介します。

首都高渋滞の難所、三宅坂ジャンクション

三宅坂ジャンクションは東京都千代田区にある首都高速道路都心環状線と4号新宿線を結ぶジャンクションです。

西に進むと西新宿ジャンクション、南西に進むと谷町ジャンクション、北に進むと竹橋ジャンクションへと続き、3方面を分岐する中継点としての役割を果たしています。
※西新宿ジャンクション、谷町ジャンクション、竹橋ジャンクションについては以下の記事で紹介しています。

最寄り駅徒歩5分。立体交差と曲線光跡が美しい西新宿ジャンクション

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豊富な構図のバリエーションと美しいレーザー。谷町ジャンクション

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希少価値の高さは日本一。皇居外苑を横切る竹橋ジャンクション

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三宅坂と言えば、高速道路の渋滞情報でよく名前が出てくるジャンクションです。

発生する渋滞は主に事故渋滞です。

これは都心環状線の外回りと新宿線の上り線が千代田トンネル内で合流することに深く関わりがあります。

一般的に合流ポイントはただでさえ事故が発生しやすい場所です。

それに加え、トンネル内では視認性が悪くなる(車が見えづらい、ライトを点灯していない車もある)ため、ドライバーはその状況下で瞬時に合流タイミングを見極める必要があります。

ドライバーに全く優しくない特殊な環境ということで、事故渋滞が発生しやすく、首都高速の利用者からはあまり良い印象が持たれていません。

そういった意味では、やや不遇なジャンクションではあります。

最寄り駅が永田町ということで、付近には国会議事堂、国立国会図書館、最高裁判所など国の機関に関する施設が多数存在します。

居住区域ではないイメージがありますが、1室1億円を超えるような、いわゆる「億ション」が点在しています。

また、東京ガーデンテラス紀尾井町という商業施設があり、居住者にとっての生活利便性を備えています。

ジャンクション撮影の観点では永田町駅からは徒歩6分という立地にあるため、公共交通機関でのアクセスは良いです。

東京ガーデンテラス紀尾井町には駐車場・バイク駐輪場が備わっており、こちらも徒歩5分の位置にあるため、アクセス良好です。

但し、駐車料金はやや高めです。

公共交通機関、自家用車どちらでもアクセスは可能ですが、費用面を考えると公共交通機関の利用をおすすめします。

交通量が多い青山通りの美しいレーザー

三宅坂ジャンクションの分岐点は3箇所の内、2箇所が地下になっているため、撮影できるポイントが限られます。

光条は全体的に少ないのですが、隣接する青山通りは交通量が多く、レーザー撮影には困りません

ここからは撮影した写真を紹介します。

まずは青山通りを三宅坂交差点方面に向かって撮影した写真です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夜景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:三宅坂ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

ジャンクションの迫力はありませんが、交通量が多く、真っ直ぐに伸びるカラフルなレーザーが撮影できます。

周辺がやや暗いので、30秒の長秒で撮影しています。

続いて、三宅坂交差点を標準ズームレンズに変えて撮影した一枚です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SONY FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G
撮影モード:夜景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:59mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:三宅坂交差点の夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

撮影地点から内堀通りにかけて下り坂になっています。

そのため、タイミングが合えば奥と手前が重ならずにS字を描くレーザーが撮影できます。

距離が離れているので、標準レンズでの撮影をおすすめします。

続いて半蔵門駅通りの最高裁判所内郵便局の前あたりから撮影した一枚です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夜景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

補足

建物と建物の間を縫うように伸びるジャンクションが印象的だったので、思わず撮影しました。

交通量が少ないのですが、タイミングが合えばレーザーも撮影可能です。

付近にある平河町森タワーレジデンスの脇道がオシャレだったので撮影しました。

ちなみにこのレジデンスには居住者専用の足湯付きの屋上庭園やスカイラウンジなどが備え付けられているようです。

ホテルのような設備が住居に備わっているなんて・・・なんとも贅沢ですね。

カメラ:GR3
レンズ:ー
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F4
ISO感度:Auto
焦点距離:約28mm(35ミリ判換算)
レンズフィルター:ー

まるで千本鳥居のようなデザインです。

カメラ:GR3
レンズ:ー
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F4
ISO感度:Auto
焦点距離:約28mm(35ミリ判換算)
レンズフィルター:ー

平河町森タワーレジデンスの青山通り沿いから撮影した一枚です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夜景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:三宅坂ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

三宅坂ジャンクション唯一の分岐点撮影ポイントです。

中央から真っ直ぐに伸びるレーザー、頭上に拡がる空に流れる雲で疾走感を表現できたと思います。

続いて、同じ地点から歩道側を撮影しました。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夜景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:三宅坂ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

建物と建物の間に伸びるジャンクションが印象的だったので撮影しました。

高速道路の形状に合わせて、建物もカーブしているのが面白いですね。

ちなみに付近には首都高速道路の東京西局があります。

カメラ:GR3
レンズ:ー
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F4
ISO感度:Auto
焦点距離:約28mm(35ミリ判換算)
レンズフィルター:ー

三宅坂ジャンクションの写真は以上となります。

もし時間が許すのであれば、併せて赤坂見附歩道橋のレーザーを撮影することをおすすめします。

あわせて撮りたい赤坂見附歩道橋

永田町駅から赤坂見附歩道橋までは徒歩5分の距離にあります。
※赤坂見附歩道橋については以下の記事で紹介しています。

赤と白のレーザーが彩る都市夜景が美しい。赤坂見附歩道橋

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赤坂見附歩道橋と言えば、この構図です。

真っ直ぐに伸びる青山通り、左端の外堀通りへの分岐路の他、右端には首都高速4号新宿線があり、タイミングが合えば計9つもの車線を走る車のレーザーが収められます。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夜景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:赤坂見附歩道橋の夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

交通量は多いのですが、歩道橋の階段を人が登り降りする時点で揺れが生じるため、条件を揃えるのが難しい撮影スポットです。

カメラに多重露光撮影の機能が付いているのであれば、一発撮りにこだわらず、そちらの機能を使って撮影することをおすすめします。

道幅は3m程しかないため、通行者から邪魔に思われるかもしれません。

トラブルを避けるため、荷物などは端に寄せ、短時間で撮影することを心がけましょう。

以上が今回の撮影写真です。

撮影で使用した機材

参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。

カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)

 

カメラ(RICHO GR3)

 

レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)

 

レンズ(SONY FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G)

 

L字ブラケット(SmallRig SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット)

【SmallRig】SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット

 

レンズサポートプレート(Leofoto NR-140 多目的スライドプレート)

 

三脚(Velbon UTC 53II AS)

 

シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)

 

総合評価

三宅坂ジャンクションの総合評価は以下の通りです。

項目 評価 コメント
美しさ ★★ 建造物としての美しさはそれほど感じられず、低評価です。
光条 光条はあまり多く写らないため最低評価です。
レーザー(光跡) ★★★★ 青山通りを走る車のレーザーは美しく、高評価です。
構図のバリエーション ★★ 構図のバリエーションはあまりないため、低評価です。
穴場感 ★★★★ 駅近の割には人の往来が少なく、高評価です。
アクセスの良さ ★★★★ 最寄り駅から徒歩6分で行ける立地にあり、高評価です。
おすすめレンズ 広角レンズ、標準レンズ
総合点 17点/30点 機会があれば撮影しに行ってもよいジャンクションです。

珍しい特徴などはないジャンクションです。

3つの内、2つが地下で分岐するため、分岐点は撮影できません。

また、高い位置で立体交差することもなければ、たくさんの光条が撮影できるわけでもありません。

唯一評価できるとすれば青山通りを走る車のレーザーが撮影できる点です。

三宅坂ジャンクションを撮るくらいなら他のジャンクションの撮影を優先することをおすすめします。

ただ、赤坂見附歩道橋のレーザーは都内でも有数のレーザー撮影スポットで、レーザー好きの方に絶対におすすめしたい撮影スポットです。

三宅ジャンクションではなく、赤坂見附歩道橋の撮影を主目的として、訪れたついでに行ってみるのはいかがでしょうか。

撮影地点について

最後に撮影地点を紹介します。

三宅坂ジャンクションを撮影できる地点は主に青山通り沿いです。

道幅は4〜5mあるので、通行者の導線の妨げにはならないレベルです。

アクセス

公共交通機関でアクセスする場合

・東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町」駅から徒歩6分
 ※6番出口が最も近い出入り口です

車・バイクでアクセスする場合

お手持ちのナビをお使いください。

駐車場・駐輪場(バイク)情報

駐車場

東京ガーデンテラス紀尾井パーキングから徒歩9分(収容台数254台)

駐輪場(バイク)

東京ガーデンテラス紀尾井パーキングから徒歩9分(収容台数9台)

周辺設備情報

コンビニ

ファミリーマート 東京ガーデンテラス店
セブンイレブン 赤坂東急プラザ店

トイレ

駅または東京ガーデンテラスのトイレを利用することができます。

終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

もしこの記事を読んでジャンクション撮影にほんの少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

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興味がありましたらご覧ください。

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あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。

それではまた!

  • この記事を書いた人

SHIN

北海道出身、千葉県在住。関東を中心に朝日・夕陽・ジャンクションなどを撮影しているフォトブロガーです。ブログでは撮影スポットやストックフォトの紹介記事などを書いています。X、Instagramで撮影した写真を投稿しているのでフォローいただけると嬉しいです。

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