朝日・ブルーアワー

東京ディズニーリゾートに昇る朝日を撮影できるスポット。葛西臨海公園

2022年3月15日

こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。

今回は東京都江戸川区にある葛西臨海公園をスナップ写真とともに紹介します。

緑と水と人のふれあいをテーマにした五つのゾーンからなる公園

葛西臨海公園

葛西臨海公園は江戸川区臨海町にある東京湾沿いの公園です。

公園の敷地面積は778,597.49平方メートルと、東京ドーム約17個分の敷地面積を誇ります。

この面積は以前紹介した若洲海浜公園と同じくらいの面積です。

東京ゲートブリッジ横にある海上公園。若洲海浜公園の美しい朝日。

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葛西臨海公園は「緑と水と人のふれあい」をテーマにした五つのゾーンに分かれています。

芝生広場ゾーンには葛西臨海公園の見どころの1つである、大観覧車の他、蓮池やホテルシーサイド江戸川という宿泊施設があります。

この大観覧車はかなり大きく、若洲海浜公園や新木場緑道公園からも肉眼でハッキリと見える程です。


葛西臨海公園の見どころの1つ、大観覧車

 
広場から見た大観覧車

 
 展望広場横の通路から見た大観覧車

 

汐風の広場ゾーンには全面がガラスで覆われた建物「クリスタルビュー」があり、こちらも葛西臨海公園の名物となっています。

残念ながらクリスタルビューは現在改修工事中で、2022年6月頃から再び開園する予定のようです。

夕暮れ時は特にキレイなので、改修工事が終わったらまた行ってみたいものです。

2022年5月31日まで改修工事中のクリスタルビュー

 

続いて、水族園ゾーンの紹介です。

水族園ゾーンはその名の通り、葛西臨海水族館があるエリアです。

地上30.7メートルもの巨大なガラスドームがあり、この下でクロマグロの群れや泳ぎ回るペンギンの姿など、600種を超える海の生物を見ることができます。

写真を撮ったつもりでしたが、撮影していなかったようです・・・ちょっとだけガラスドームが写っている写真で勘弁してください。

次回は水族館の建物だけではなく、実際に水族館の中に入ってみます。

リフレクション大観覧車と横に少しだけ写る水族館のガラスドーム

 

次に、鳥類園ゾーンを紹介します。

鳥類園には上の池(淡水池)と下の池(汽水池)の2つのエリアがあります。

鳥類を保護するため、中に立ち入ることはできません。

それぞれ観察窓と観察舎が用意されており、そこから鳥たちの様子を観察することができます。

下の池の観察窓

 
下の池の観察舎

 
しっかりと鍵がかけられている池への入口

 
下の池の様子1

 
下の池の様子2

 
下の池の様子3

 
下の池の様子4

 

最後は管理ゾーンです。

サービスセンターや駐車場など、公園のエントランスとしての役割を果たしています。

駐車場は広く、車が181台駐車できる他、100台ほどのバイクが駐輪できる駐輪場もあります。

クリスタルビューの前から見た駅までの通り道

 
181台の車が駐車できる大きな駐車場

 

五つのゾーンの他にも7歳未満(未就学児)の幼児を対象とした遊具が設置されている、わくわく広場などが存在します。

 

都立葛西海浜公園

葛西臨海公園の東京湾沿いには人工渚のエリアがあり、このエリアは都立葛西海浜公園となっています。

人工渚は水遊びやバーベキューが楽しめる西なぎさと野鳥の保護区域となっている東なぎさに分かれており、人が立ち入ることができるのは西なぎさです。

西なぎさにはヨットの帆柱をイメージした葛西渚橋を渡って向かいます・・・が、撮影日の時点では残念ながら工事中でした。

なお、西なぎさは9時〜17時の間のみ営業しています。

西なぎさを結ぶ葛西渚橋

 

以上が葛西臨海公園と都立葛西海浜公園の紹介となります。

 

朝日撮影について

ここからは朝日撮影の観点でお伝えします。

まずアクセスですが、24時間営業の駐車場・駐輪場があるので、基本的には自家用車でアクセスすることをおすすめします。

例外として、日照時間が短い冬の間は始発の電車に乗れば、朝日の撮影に間に合います。

海沿いのエリアまでは距離があるため、公園のエントランスから撮影地点まで少なくとも30分は見積もっておいた方が良いと思います。

なお、シンデレラ城と朝日の撮影のベストシーズンは11月中旬〜1月下旬となります。

フルサイズ換算で400mmの望遠レンズをお持ちの方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

東京ディズニーリゾートと朝日

ここからは撮影した朝日の写真をご紹介します。

まずは日の出の1時間前の写真です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夜景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:60秒
絞り値:F8
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

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写真:葛西臨海公園のブルーアワー
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補足

東京ディズニーリゾートの灯りが水面に反射し、幻想的でした。

写真右側にある月が良いアクセントになっています。

次に日の出43分前の写真です。

別の撮影ポイントを探していたところ、東京ディズニリゾート方面に向かって刺さっている流木を見つけたので、そこから撮影することにしました。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9

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補足

この日は風がなく、30秒という長秒で撮影したため、水面がフラットになっています。

そのおかげで美しい空のグラデーションが水面に反射してより際立ちました。

こちらは日の出41分前の写真です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:20秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9

補足

ホワイトバランスをAWBに変えて撮影しました。

太陽光の色温度は5050Kなのですが、AWBに設定することで5750Kに上がっています。

全体的に色味が”やや紫がかった”幻想的な色合いに変化しています。

続いて日の出39分前の写真です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:10秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:葛西臨海公園のブルーアワー
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補足

構図内により多くの水面を入れ、空のグラデーションの反射を強調しています。

朝焼けの空と月が写り込み、夜から朝への時間の移り変わりが表現できたと思います。

再び流木にフォーカスして撮影しました。

こちらは日の出34分前の写真です。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:6秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
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少し時間が経ち、日の出9分前になりました。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:25秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9 + ND64

補足

空が明るくなり、長秒撮影ができなくなってきたので、ND64フィルタを装着しました。

続いて、日の出2分前の写真です。

光源からちょうどホテルの裏側あたりに太陽が昇り始めているのがわかります。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:10秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9 + ND64

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:葛西臨海公園のブルーアワー
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そしてついに日の出の時間となりました。(太陽はホテルで隠れています)

ND64フィルタを外して撮影しています。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:1/8秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9

太陽が見えるまであとわずかです。

再びND64フィルタを装着して朝日を待ちます。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:4秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9 + ND64

ホテルのすぐ横に太陽が現れ始めました。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:3.2秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9 + ND64

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:葛西臨海公園のブルーアワー
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そして、いよいよ太陽がハッキリと現れました。

水面をフラットで撮影したかったので、ND1000フィルタを装着して撮影しています。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:日陰
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9 + ND1000

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
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最後にホワイトバランスを太陽光に変更して撮影しました。

ND1000フィルタからND64フィルタに付け替えています。

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:夕景
ホワイトバランス:太陽光
シャッタースピード:2秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI Premium Reverse GND 0.9 + ND64

補足

風がなかったということもあり、2秒の撮影で、限りなくフラットに近い水面が表現できました。

水面がほぼフラットになったことで、太陽の光の筋がハッキリと水面に反射しています。

以上が朝日の写真となります。

葛西臨海公園&都立葛西海浜公園さんぽ

朝日の写真を撮り終えたところで、葛西臨海公園と都立葛西海浜公園をさんぽすることにしました。

ここからは園内さんぽのスナップ写真を紹介します。

なお、スナップ写真はすべてGR3で撮影しています。

まずは撮影スポットのすぐ上の通路から撮影した一枚です。

この日は雲ひとつない空で遠くに富士山がはっきりと見えました。


葛西臨海公園から見る富士山

近くにはテントを張ってキャンプを楽しむ人もいました。


テントを張って宿泊を楽しむ人

ディズニーリゾート方面を見た写真です。


葛西臨海公園から見た東京ディズニーリゾート


流木と鴨

沿岸部の最東端から見た東京ディズニーリゾートです。

少しだけシンデレラ城が見えます。


沿岸部の最東端

すぐ北には東京と千葉を結ぶ舞浜大橋があります。


東京と千葉を結ぶ舞浜大橋

舞浜大橋の葛西側

舞浜大橋の下から見た東京ディズニーリゾート方面

最東端にあるテーブルとイス

最東端付近にあるヤシの木(?)

来た時は海岸に沿って歩いたので、帰りは内側の道(鳥獣園側)を通って帰ります。

一人分の歩道が続きます。


鳥獣園側の通路1

鳥獣園側の通路2

鳥獣園側には冒頭に紹介した観察舎や観察窓に続く道があります。


鳥獣園側の通路3

途中で海岸と合流できるポイントがあります。


鳥獣園と海岸沿いの分岐点

そのまま鳥獣縁側を進みます。

観察舎に向かう小道の雰囲気が日本庭園っぽくて良い感じです。


日本庭園のような小道

灯籠が設置されています。

世界観が統一されているのが良い!


小道の分岐点にある灯籠

ちょっと面白い構図を見つけました。

木々のトンネルの奥に見えるシンデレラ城です。

望遠レンズがあればここからシンデレラ城に昇る朝日を撮影したい・・・。


木々のトンネルの奥に見えるシンデレラ城

鳥獣園の森の小道を抜け、少し開けたエリアにきました。

富士山がよく見えます。


開けたエリアから見える富士山

ちょっとした休憩スペースになっており、テーブルとイスが設置されていました。


休憩スペースに設置されているテーブルとイス


スピーカー


休憩スペースから見える富士山


エサを探しているカモ


クリスタルビュー裏にある展望広場の小道

 

その後大観覧車までの道のりの間に撮影してから帰りました。(写真は冒頭に掲載しています)

今回のさんぽは以上となります。

撮影で使用した機材

参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。

カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)

 

カメラ(RICHO GR3)

 

レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)

【SIGMA】Art 14mm F1.8 DG HSM(ソニーEマウント用/フルサイズ対応)

 

レンズフィルター(KANI Premium Reverse GND 0.9 150mm×170mm)

 

レンズフィルター(KANI ND64 150mm×150mm)

 

レンズフィルター(KANI ND1000 150mm×150mm)

 

フィルターホルダー(KANI フィルターホルダー SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 専用 150mm幅)

 

L字ブラケット(SmallRig SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット)

【SmallRig】SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット

 

レンズサポートプレート(Leofoto NR-140 多目的スライドプレート)

 

三脚(Velbon UTC 53II AS)

 

シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)

 

撮影地点について

最後に撮影地点を紹介します。

葛西臨海公園は東京都江戸川区臨海町六丁目にあります

今回撮影したのは東なぎさの対岸の海沿いのエリアです。

海沿いには一人分の通路がありますが、朝方に散歩する人の通り道となるため、占有することはおすすめしません。

通路の下には岩場があり、人の導線にならないので、そこからの撮影をおすすめします。(海に落ちないように気をつけてください)

アクセス

公共交通機関でアクセスする場合

・京葉線「葛西臨海公園」駅から徒歩25分
※日照時間が短い冬季以外は公共交通機関でのアクセスはおすすめしません

車・バイクでアクセスする場合

お手持ちのナビをお使いください。
葛西臨海公園へのアクセス

駐車場・駐輪場(バイク)情報

駐車場

葛西臨海公園駐車場(収容台数181台)
※24時間出入り可能です

駐輪場(バイク)

葛西臨海公園バイク駐車場(収容台数約100台)
※24時間出入り可能です
※無料です

周辺設備情報

コンビニ

ファミリーマート 葛西臨海公園駅前店
※24時間営業です

トイレ

葛西臨海公園のトイレを利用することができます。

終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

葛西臨海公園は有数の東京ディズニーリゾートに昇る朝日を撮影できるスポットです。

この記事を読んで「朝日を見に行きたい」、「朝日を撮影しに行きたい」と思っていただけたら幸いです。

以下のページで朝日・ブルーアワーの撮影スポットの記事一覧が見れます。

興味がありましたらご覧ください。

朝日・ブルーアワー撮影スポットの記事一覧

また、今後もこのブログをお読みいただけると、これ以上嬉しいことはありません。

あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。

それではまた!

  • この記事を書いた人

SHIN

北海道出身、千葉県在住。関東を中心に朝日・夕陽・ジャンクションなどを撮影しているフォトブロガーです。ブログでは撮影スポットやストックフォトの紹介記事などを書いています。X、Instagramで撮影した写真を投稿しているのでフォローいただけると嬉しいです。

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