ジャンクション

立体カーブと夜に駆けるレーザーが美しい。大井ジャンクション

2021年1月1日

こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。

今回は大井ジャンクションを紹介します。

境界線のジャンクション

大井ジャンクションは東京都品川区八潮にある首都高速湾岸線・都心環状線・1号羽田線を結ぶジャンクションです。

1号羽田線を北上すると、芝浦ジャンクションへ、東に進むと有明ジャンクション、南下すると東海ジャンクションへと続きます。
※芝浦ジャンクション、有明ジャンクション、東海ジャンクションについては以下の記事で紹介しています。

東京タワーと立体交差を構図に収められる。芝浦ジャンクション

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曲線美が印象的なお台場の穴場撮影スポット。有明ジャンクション

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奥まで真っ直ぐ伸びるレーザービームが美しい。東海ジャンクション

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八潮は主に住宅エリアと工業エリアに分かれています。

ちょうど大井ジャンクションを挟んで、西が学校などもある住宅エリア、東が物流センターや倉庫などがある工業エリアという構図です。

大井ジャンクションは境界線のジャンクションです。

今回ご紹介する撮影地点は首都高速環状線を跨ぐ歩道橋の上です。

ジャンクションの分岐点自体は道路に囲まれており、撮影できるポイントがあまりありません。

そのため、いつも撮影しているジャンクションの分岐点ではなく、ジャンクションの分岐点へと続く道を撮影する形になります。

夜はあまり人が通らないため撮影スポットとして穴場と言えます。

但し、歩道橋が結構揺れる(姿を見なくても人が通行しているのがわかるくらいに)ので、その点はご注意ください。

なお、最寄りの品川シーサイド駅から歩道橋までは徒歩6分の距離にあります。

車の場合も駅にあるイオンモールの駐車場から徒歩7分の距離にあることを考えると、アクセスはかなり良いと言えます。

立体カーブと夜に駆けるレーザー

大井ジャンクションの最大の魅力は立体カーブと夜に駆けるレーザーの美しさです。

撮影地点からは大きくカーブする道路の美しさが見えます。

そこで長秒撮影すると、車の辿った跡に赤・白・オレンジのレーザーが現れます。

すぐ後ろには八潮の住宅街があるのですが、マンションが背景になっているのもどこか不思議で面白い構図だと思います。

なお、こちらの構図では照明が少なく、光条は全体的に少ないです。

ただ、あまり注目されない反対側(北側)では多くの光条を撮ることができます。

歩道橋の上からの撮影ということで撮影地点が限られており、構図のバリエーションは多くありません。

歩道橋から南側を撮影した写真がこちらです。

大井ジャンクションの夜景

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SONY FE24-105mm F4 G OSS
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:75秒
絞り値:F11
ISO感度:50
焦点距離:105mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:大井ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

高速道路は車の交通量が多いため、シャッターチャンスは十分にあります。

ただ、一般道の交通量はそれほど多くないので、こちらのタイミングに合わせるのが良いでしょう。

歩道橋からカーブまでは距離があるため、標準レンズを使用します。

少しでも多くの光跡を残したいと考えたので、F11に設定して明るさを落とすことで時間を稼ぎました。

さらにHDR調にレタッチをすることで、絵のような風景を表現しました。

夜に駆けるレーザーを美しく撮ることができたお気に入りの1枚です。

ちなみに同じ地点から同レンズの広角側(24mm)で撮影した写真がこちらです。

大井ジャンクションの夜景

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SONY FE24-105mm F4 G OSS
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:60秒
絞り値:F11
ISO感度:50
焦点距離:32mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:大井ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

手前から奥まで映るため広さは表現できるのですが、広すぎて主題がよくわからない写真です・・・。

やはり南側の撮影は100mmくらいの望遠レンズが良いと思います。

南側があまりにも美しいので、あまり見向きされないと思われる北側も撮ってみました。

大井ジャンクションの夜景

カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:60秒
絞り値:F11
ISO感度:50
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし

こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:大井ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ

補足

交差点が星形の面白い形をしていたので、広角レンズで全体が収まるように撮影しました。

こちらは光量が多いため、かなり明るく写ります。

信号の待ち時間が長く、交通量もそれ程多くないため、F11に設定して60秒で長秒にしてもあまり光跡が撮影できませんでした。

レンズフィルターを装着して明るさを落とすことで120秒以上の長秒撮影も可能かもしれません。

次回にでも挑戦したいと思います。

撮影で使用した機材

参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。

カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)

 

レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)

【SIGMA】Art 14mm F1.8 DG HSM(ソニーEマウント用/フルサイズ対応)

 

レンズ(SONY FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G)

 

L字ブラケット(SmallRig SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット)

【SmallRig】SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット

 

三脚(Velbon UTC 53II AS)

 

 シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)

 

総合評価

大井ジャンクションの総合評価は以下の通りです。

項目 評価 コメント
美しさ ★★★★ 見える位置が遠いことからジャンクションとしての迫力は感じられません。
ただ、立体カーブの美しさがあるため、建造物や景観は評価です。
光条 ★★ 全体的に少ない光条は低評価です。
レーザー(光跡) ★★★★★ 全ての道路に伸びるレーザー(光跡)の美しさは文句なしの最高評価です。
構図のバリエーション 構図のバリエーションは全くないため、最低評価です。
穴場感 ★★★★★ 歩道橋の通行者は少なく、穴場感は最高評価です。
アクセスの良さ ★★★★ 最寄り駅から徒歩6分というアクセスの良さは評価としました。
おすすめレンズ 標準レンズ
総合点 21点/30点 撮影スポットとして真っ先におすすめしたいジャンクションです。

大井ジャンクションはレーザーが最高に美しいジャンクションと言えます。

標準ズームレンズを片手にぜひ撮影をお楽しみください。

撮影地点について

最後に撮影地点を紹介します。

大井ジャンクションは首都高速環状線を跨ぐ歩道橋から撮影することになります。

橋の幅は3m程あり、通行スペースに多少の余裕があります。

余程なことがない限り問題はないと思いますが、気を付けながら撮影しましょう。

アクセス

公共交通機関でアクセスする場合

・りんかい線「品川シーサイド」駅から徒歩6分

車・バイクでアクセスする場合

お手持ちのナビをお使いください。

駐車場・駐輪場(バイク)情報

駐車場

イオンスタイル品川シーサイド駐車場から徒歩7分(収容台数970台)

イオンスタイル品川シーサイドの駐車場・駐輪場は有料です。
ただ、平日1000円以上、土日祝日2000円以上買い物をすると、最大3時間無料になるようです。
詳しくは上記のリンクをご覧ください。

駐輪場(バイク)

イオンスタイル品川シーサイドバイク駐輪場から徒歩7分(収容台数19台)

最初の2時間までは無料で、以降1時間ごとに200円かかります。
詳しくは上記のリンクをご覧ください。

周辺設備情報

コンビニ

駅のすぐ近くにコンビニがあります。

ファミリーマート 品川シーサイド駅前店
ミニストップ 品川シーサイド店

トイレ

駅およびイオンスタイル品川シーサイドのトイレを利用することができます。

終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

もしこの記事を読んでジャンクション撮影にほんの少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

以下のページでジャンクション撮影スポットの記事一覧が見れますので、興味がありましたらご覧ください。

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また、今後もこのブログをお読みいただけると、これ以上嬉しいことはありません。

あなたの写真ライフがより楽しく、より充実しますように。

それではまた!

  • この記事を書いた人

SHIN

北海道出身、千葉県在住。関東を中心に朝日・夕陽・ジャンクションなどを撮影しているフォトブロガーです。ブログでは撮影スポットやストックフォトの紹介記事などを書いています。X、Instagramで撮影した写真を投稿しているのでフォローいただけると嬉しいです。

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