こんにちは。フォトブロガーのSHIN(@SHIN_Litra)です。
2020年8月から始めた東京ジャンクション完全制覇への道。
全30のジャンクションの内、残すところあと9箇所となりました。
引き続き、新型コロナウィルスの感染対策を徹底しながら2021年中に制覇したいと思っています。
東京ジャンクション21箇所目は神田橋ジャンクションを紹介します。
開通から半世紀が経過している歴史あるジャンクション
神田橋ジャンクションは東京都千代田区にある首都高速道路の都心環状線と八重洲線を結ぶジャンクションです。
神田橋ジャンクションを西に進むと竹橋ジャンクション、東に進むと江戸橋ジャンクション、南に進むと西銀座ジャンクションへと続き、3方面を分岐する中継点としての役割を果たしています。
※竹橋ジャンクション、江戸橋ジャンクション、西銀座ジャンクションについては以下の記事で紹介しています。
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希少価値の高さは日本一。皇居外苑を横切る竹橋ジャンクション
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東京で最も歴史のある江戸橋ジャンクションはレーザーが美しい。
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日本一地価の高いエリアにある西銀座ジャンクションで撮影するレーザー
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最寄り駅が大手町ということで、読売新聞、住友商事、みずほフィナンシャルグループ、丸紅、パソナグループ、ルネサスエレクトロニクスなど、多くの上場企業の本社があるエリアです。
また、アマン東京、パレスホテル東京、フォーシーズンズホテル東京大手町など、高級ホテルも数多く存在します。
神田橋ジャンクションは1963年の開通からすでに半世紀が経過している歴史あるジャンクションの1つです。
1964年の東京オリンピック前に開通しているにも関わらず、1日あたり約10万台の自動車が走行する過酷な使用状況にあります。
そのため、構造物が損傷しており、大規模な改修が必要となっています。
この改修を機に江戸橋ジャンクションから神田橋ジャンクションまでの都心環状線の区間を地下化する事業が進められており、2040年に開通する予定です。
最寄り駅の大手町駅からは徒歩7分という立地にあり、公共交通機関でのアクセスが良いです。
また、すぐ近くに駐車場があり、こちらも徒歩5分圏内でアクセス良好です。
神田橋ジャンクションへのアクセス方法としては公共交通機関、自家用車、どちらの利用もおすすめできます。
最大の見どころは地上と地下を往来する車のレーザー
神田橋ジャンクションの最大の見どころは地上と地下を往来する車のレーザーを撮影できるという点です。
お伝えした通り、都心環状線はまだ地下化されていませんが、八重洲線はすでに地下化されています。
そして、神田橋ジャンクションが八重洲線の地下から地上に抜け出るポイントになっているため、レーザーが撮影できます。
ここからは撮影した写真を紹介します。
まずは鎌倉橋の脇道にある大手町川端緑道から東の日本橋方面を撮影した写真です。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:20秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし
補足
頭上に伸びる高速道路の奥行きが感じられる一枚です。
この頭上にある高速道路は地下化事業で撤去される予定なので、この景観が撮影できるのは今だけです。
工事期間中は緑道が封鎖される可能性がありますので、ご注意ください。
地下化が完了したら空に開放感が生まれるのでしょうね。
こちらは緑道を日本橋方面に進み、撮影した一枚です。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし
ちなみに奥に見える建物はTOKYOTORCH 常盤橋タワーです。
2027年度にはこの奥に常磐橋タワーの1.5倍以上の高さを誇るTorch Towerというビルが完成する予定です。
東京駅からの近いということで、このエリアは再開発が活発ですね。
公式サイト
さらに奥に進むと高架下近くに「竜閑さくら橋」が見えてきます。
この橋からの撮影が今回最もおすすめできる撮影ポイントです。
ちなみにこの竜閑さくら橋、2021年4月から放映された石原さとみさん、綾野剛さん主演のドラマ「恋はDeepに」のロケ地でもあるそうです。
カメラ:GRIII
レンズ:ー
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:1/6秒
絞り値:F4
ISO感度:400
焦点距離:約28mm(35ミリ判換算)
レンズフィルター:ー
次は階段を上って、東京駅方面を撮影した一枚です。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし
こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:神田橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ
補足
神田駅から東京駅まで真っ直ぐ伸びる高架が美しかったので思わず撮影しました。
ちょうど右側に見えるNTTコミュニケーションズのビルからトラックが出てきたので、面白いレーザーも撮影することができました。
続いて同じ地点から反対の神田駅方面を撮影した1枚です。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:2500K
シャッタースピード:25秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし
補足
全長122mもある竜閑さくら橋の奥行きを表現しました。
端からの撮影になるため、この地点は人が歩いていてもそれほど揺れません。
そして今回のメイン、八重洲線の地上への出口を撮影した写真です。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SONY FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:25秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:96mm
レンズフィルター:なし
補足
橋からは少し距離があり、14mmだと木が広範囲で映り込みます。
レーザーを強調したかったので、標準レンズに変え、96mmの焦点距離で撮影しました。
この地点は橋に人が歩いていてもまだ許容できる程度の揺れで、車の交通量も多いので、シャッターチャンスには恵まれています。
続いて橋の中心に向かって少しだけ移動し、カーブの先を含めた構図で撮影しました。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SONY FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:25秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:47mm
レンズフィルター:なし
補足
この地点まで移動すると、橋の揺れが少しずつ気になってきます。
歩行者が少ないタイミングを狙って撮影しましょう。
さらに橋の中央部まで移動して撮影しました。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SONY FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:15秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:35mm
レンズフィルター:なし
こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:神田橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ
補足
橋の中央部なので、人一人歩いているだけでも揺れが気になるレベルです。
人が完全に渡り切るまで結構な時間がかかる上、歩行者の数もそれなりにいるので、撮影タイミングがかなりシビアです。
タイミングを見計らって、自分が納得できる一枚を撮影しましょう。
なお、頭上にある2本の道路は地下化事業で撤去される予定です。
2040年とまだ先ですが、その時に撤去後の空の開放感とレーザーを撮影したいものです。
橋からの撮影を終えた後、橋を渡り切ると、その先に高架下の道路が現れました。
鉄骨剥き出しの感じが私の琴線に触れたので思わず撮影してしまいました。(かなりマニアックな感性ですが)
カメラ:GRIII
レンズ:ー
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:0.3秒
絞り値:F4
ISO感度:400
焦点距離:約28mm(35ミリ判換算)
レンズフィルター:ー
さらに撮影地点を探すべく、周辺を周りながらスナップも撮影しました。
カメラ:GRIII
レンズ:ー
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:0.6秒
絞り値:F4
ISO感度:400
焦点距離:約28mm(35ミリ判換算)
レンズフィルター:ー
カメラ:GRIII
レンズ:ー
撮影モード:Standard
ホワイトバランス:AWB
シャッタースピード:1/5秒
絞り値:F4
ISO感度:400
焦点距離:約28mm(35ミリ判換算)
レンズフィルター:ー
次に神田橋から鎌倉橋方面を撮影した一枚です。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F8
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:なし
こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:神田橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ
最後に高速道路を降りてくる車の光跡を撮影しました。
カメラ:SONY α7RIII
レンズ:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
撮影モード:風景
ホワイトバランス:電球
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
焦点距離:14mm
レンズフィルター:KANI LPRF
こちらの写真はAdobe Stockにて販売中です。
写真:神田橋ジャンクションの夜景
販売中の写真一覧:ポートフォリオ
補足
全体的に黄色がかった街灯りが気になったので、LPRFフィルターを装着して補正しました。
必須というわけではありませんが、こういう場面でLPRFフィルターが活躍してくれます。
以上が今回の撮影写真です。
撮影で使用した機材
参考までに今回の撮影で使用した機材を紹介します。
カメラ(SONY α7R3 ILCE-7RM3A)
カメラ(RICHO GR3)
レンズ(SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM)
レンズ(SONY FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G)
フィルターホルダー(KANI フィルターホルダー SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 専用 150mm幅)
レンズフィルター(KANI LPRF 150mm×150mm)
L字ブラケット(SmallRig SONY α7III/α7M3/α7RIII/α9 L-ブラケットキット)
レンズサポートプレート(Leofoto NR-140 多目的スライドプレート)
三脚(Velbon UTC 53II AS)
シャッターレリーズ(ロワジャパン RM-VPR1)
総合評価
神田橋ジャンクションの総合評価は以下の通りです。
項目 | 評価 | コメント |
美しさ | ★★★ | 建造物としての美しさは平均的です。 |
光条 | ★★ | 光条はあまり多く写らないため低評価です。 |
レーザー(光跡) | ★★★★★ | 地上と地下を往来する車のレーザーが美しく、文句なしの最高評価です。 |
構図のバリエーション | ★★★ | 構図のバリエーションは平均的です。 |
穴場感 | ★★★ | 駅近ということもあり、付近には人の往来があります。 撮影地点の竜閑さくら橋を渡る人もそこそこいるため、平均的しています。 |
アクセスの良さ | ★★★★ | 最寄り駅から徒歩7分で行ける立地にあり、高評価です。 |
おすすめレンズ | 標準レンズ | |
総合点 | 20点/30点 | 撮影スポットとしておすすめできるジャンクションです。 |
神田橋ジャンクションは車のレーザー撮影が好きな方が楽しめるジャンクションです。
気になる方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
撮影地点について
最後に撮影地点を紹介します。
神田橋ジャンクションの美しいレーザーを撮影できる地点は竜閑さくら橋の上にあります。
橋は6m程の幅があり、ここで撮影しても通行者の妨げになりません。
ただ、全長が122mもある橋ということで、渡り切るのに時間がかかることから人の通行がなかなか途切れません。
全般的に道幅のスペースで困ることはないので、納得できる一枚を収めるまで撮影しましょう。
アクセス
公共交通機関でアクセスする場合
・東京メトロ東西線「大手町」駅から徒歩7分
※A2が最も近い出入り口です
車・バイクでアクセスする場合
お手持ちのナビをお使いください。
駐車場・駐輪場(バイク)情報
駐車場
・タイムズ 大手町2丁目から徒歩5分(収容台数80台)
・Otemachi One バイク駐輪場から徒歩9分(収容台数397台)
駐輪場(バイク)
・Otemachi One バイク駐輪場から徒歩9分(収容台数70台)
周辺設備情報
コンビニ
トイレ
駅のトイレを利用することができます。
終わりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
もしこの記事を読んでジャンクション撮影にほんの少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
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また、今後もこのブログをお読みいただけると、これ以上嬉しいことはありません。
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それではまた!